十三機兵防衛圏 ネタバレあり感想

十三機兵防衛圏、面白すぎて爆速で2周目クリアしてしまいました。

前回はネタバレに配慮した十三機兵防衛圏のオヌヌメポイントを書いたので、今回はネタバレ全開の好きなポイントを書きたいと思います。プレイ済みの人はこの記事を読んで少しでもわかりみを共有してもらえればと思います。


1.プロローグ
自分はもう最初の鞍部十郎編プロローグの「バカ 何やってんだ戻せ」のシーンでこのゲームに引き込まれてしまいましたね。日常が崩れていく感覚とか、お茶らけてるキャラが実は重要人物だったとか、そういう展開割と好きです。柴久太、滅茶苦茶好きなんですが、主人公の13人じゃないですし、こいつが好きと言うこと自体ネタバレになりかねないので、クリア済の人にしか話せないのが厄介です。
その後も1985年にいたはずの如月兎美が薬師寺恵編の2025年で出てきたりとか、どんどん謎が深まるストーリーと世界観に魅せられてしまいました。あとヴァニラウェアの2Dグラフィック滅茶苦茶好きです。


2. 少しずつ明かされていく真実
どの順番で進めたかによって、人によって核心に迫る真実に辿り着くタイミングは違うと思いますが、少しずつ世界の謎が明かされていくのはたまらなかったですね。南奈津野編を積極的に進めてたので、BJの「地球は襲ってない」「私たちの方が未来だ」とかのシーンはゾクっとしましたね。某漫画で同じような設定は見たことがあったので「そういう話か~!」くらいでしたが、もし読んでなかったら衝撃やばかったと思います。


3. メタチップ
何気なくゲームのシステムとして行っていた崩壊編の機兵強化がストーリーと繋がるの、天才シナリオ過ぎる。これも相まって鞍部十郎編好きです。よく批評動画で崩壊編のグラフィックがいまいちみたいな意見よく見ますが、これはゲームっぽさを出す演出なのかなーっと思います。自分はあまり気になりませんでしたね。


4. 2-10
歌をバックに戦闘するの、熱いですよね。しかも単なるゲームのBGMとして歌が流れているのではなくて、因幡深雪が歌っているから歌が流れてるって演出が良いです。サンキュー網口愁。このシーンはマクロスオマージュらしいです(マクロス未履修)。しかも途中で歌が止んで戦闘BGMに戻ってしまうっていう演出がにくいですよね(他の人の動画を見る限り、クリアタイムが早すぎると歌止まないみたいですが)。


5.登場人物が「少年少女」である理由
世界の命運をかけて、少年少女が戦う物語ってよくあると思うんですけど、「何で大人じゃなくて子供が戦うねん」って作品あると思います。十三機兵防衛圏はその理由もしっかりと設定に組み込まれててよかったです。


6.機兵起動シーン
このゲーム、何といっても機兵起動シーンが滅茶苦茶かっこいいですよね。それぞれのポーズが"臭く"て好きです。また起動に至るまでのシーンが熱くて、何人かの機兵起動シーンでウルっときちゃいました。みんなもクリアした後You tubeで「十三機兵防衛圏 機兵起動シーン」で検索したでしょ?

6-1. クラベジュウロウ
鞍部十郎と柴久田の歩道橋での会話はこのゲーム屈指の名シーンだと思います。柴久田は426であり、和泉十郎なわけですけど、この瞬間だけは"柴久田"であったと思います。網口家で「次死んだら交代するから~!」みたいなこと言ってたのと、最後の「ゲームオーバーでも交代はなしだ」の対比がぐっと来ました。声優さんの演技も素晴らしいし、BGMも最高。下野さんって元気な役柄が多い気がしますけど、十郎の落ち着いた「十三番機兵、起動」のボイスはかっこよすぎて痺れました。
あとこれは他のキャラでもありますが、いつもいっぱい表示されてるクラウドシンクが「機兵起動」だけになるのも、そのキャラの決意が現れているようでいいですよね。

6-2.無敵の女子高生
単純に起動モーションだけならNo.1です。起動までも熱かったです。友達や家族、想い人のために意を決してロボットに乗るって、主人公過ぎません?(全員主人公ですが)

6-3.薬師寺
冬坂五十里→鞍部十郎→薬師寺恵の順番で連続でクリアしたので激熱でしたね。恵としっぽの関係も好きです。恵のエンディングを見た後で改めてチュートリアルの初戦を見ると、郷登先輩の「和泉」に対する「僕は鞍部十郎だ」の重みが違いますよね。

6-4.如月兎美
好きな起動モーションNo.2。普段は軽めなノリのキャラなので、真剣な表情してるといいですよね。

6-5. 網口愁
自分は網口愁かなり好きなんですが、さらっとめっちゃかっこいい起動するの良いですよね。

6-6. 緒方稔二
「カッコつけ過ぎよ...バカ」ほんまやで。脳内ループの中で如月兎美を救えなかったからこそ「...今度こそ絶対に守ってみせるぜ」という稔二の決意が本当にかっこよかったです。

6-7. 南奈津野
BJが悲しいシーンですが、起動モーションは好き。ってか恵、奈津野だけ顔にナノマシンぶち込んでるのやばない?授業の準備させられた恨みか?

6-8. 比治山隆俊
普段はネタキャラなのに、このシーン大日本帝国軍人過ぎ。


7. OP回収
拙者、序盤のシーンを後半でもう一度やる演出大好き侍。故に鞍部十郎編と冬坂五十里編の最後大好き忍者。最初に見てる、聞いてるシーンなのに熱さが段違いでしたね。


8. サブタイトル
自分、「輪るピングドラム」とかでもそうなんですが、サブタイトルを最後に出す演出大好きマンなんですよね。「クラベジュウロウ」「無敵の女子高生」「BYE-BYE」「黄金ノ日」「貴様を独りにするものか」「しっぽとわたし」とか、直前のシーンも含めて「うあああああぁあぁあ」という感情になりました。


9. エンディングとエピローグ
最後、テラフォーミングされた新たな惑星の地に降り立ったところでスタッフロールが流れる訳ですが、この時点で「最後も綺麗に終わったし、最初から最後まで面白い神ゲーだったな…」と既に神ゲー認定をしていましたが、その後のエピローグで自分の中のゲームランキング同率1位になってしまいましたね。

9-1. 井田鉄也
スタッフロールが終わって突然、井田鉄也が出てきたときには自分の頭の中のクラウドシンクが「?」で埋まりました。その後の郷登先輩の説明でなるほど~となりましたけど、かなりビックリしました。井田鉄也はこのゲームで唯一といっても良い悪役ですが、その井田鉄也までもが救われるのがよかったですね。しかも適当な改心とかではなく、最後まで「如月兎美のため」を貫いたまま救われたのがよかったです。
自分、物語を進めるために用意された悪役が大嫌いなんですが、井田鉄也は行動に一貫性のあるとても良い悪役でした。網口愁と同じ台詞を言って「渚のバカンス」が流れる演出も2-10を思い出してグッと来ました。

9-2.冬坂五十里、如月兎美と沢渡美和子の再会
井田鉄也の登場と渚のバカンスの演出、郷登先輩と東雲先輩の説明で、驚いたり、興奮したり、納得したり、自分の中での感情がジェットコースターみたいになってたところにこのシーンですよ。沢渡美和子も好きなキャラだったので、この再会シーンで誇張抜きの大号泣しちゃいましたね。
その後も南奈津野とBJの再会、緒方稔二と輪島の再会など、良いシーンの連続でしたが、本当にこれ以上ないくらいの大団円でしたね。こんな重いストーリーでここまで大団円なことある?????自分は大団円ハッピーエンドが大好きなので本当によかったです。


他にも上げていけば無数に好きなポイントはありますが今回はこの辺で...!