VOCALOID・UTAU一押し楽曲紹介4

昨日ぶり、ニャゴラです。

本日紹介する曲は____naturalの「紫煙」です。

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____naturalは最近人気が出てきてはいますが、決して有名なボカロPというわけではありません。しかし、彼の作る曲、特に最近の曲は私のストライクゾーンのド真ん中、自分の求める音楽の中心をぶっ刺してくるものばかりです。「一番好きなボカロPは?」と問われても答えることは難しいですが「2019年に曲を1曲でも投稿しているボカロPの中で一番好きな人は?」問われれば間違いなく____naturalと答えるでしょう。ボカロの世界は、ロック、ポップス、ジャズ、ファンク、フュージョン、EDM、ミュージカル、電波曲、etc...とありとあらゆるジャンルの曲が、作り手の趣味全開で作られ、日夜投稿されています。その為、探していけば必ず自分の好きな曲、アーティストに出会える、そんな場所だと思います。

____naturalが良いのは、まず何をおいてもギターです。「紫煙」もギターを全面に押し出した曲ですが、まずはイントロを聴いてください(絶対にイヤホンで聴いてください)。00:14くらいまでは特に目立ったところはなく「今回の曲はどんな感じかなー」っと聴いていましたが、00:15くらいから左耳にキメッキメのギターのイントロが入ります。もうこの時点でくっそかっこよくないですか?そのまま聴き進め00:28くらいから右耳のギターが入りますが、かっこよさが更に一段階上がります。思わず一人部屋で「いぇあ!」って叫んでしまいました。

その後Aメロに入りますが、重音テトの低めの声が曲に非常にマッチしててGOODです。Bメロからは高い声と低い声が入り交じります。同じ重音テトが歌っていますが、デュエットしてるみたいで面白いですよね。こういう声の使い方ができるのもDTMの面白いところだと思います。調声も非常に丁寧でこだわりを感じます。(調声についても次回くらいに語りたいなーと思います。)

02:04から02:16くらいまでの右耳のギターがとても好きです。____naturalは「曲の途中にギターソロとってんのか!?」みたいなメインのメロディ以外のフレーズを入れることがしばしばあり、それがまた滅茶苦茶かっこいいんですよね。また、この曲ではわかり難いですが、____naturalはドラムがとにかく良いです。ドラムからイントロが入る曲も結構あるのですが、グルーヴ感が半端ないです。

最後の04:08くらいからのアウトロ、この時点ですでにかっこいいですが、04:21くらいからギターだけになるのがまた良いんですよね。


この曲はジャンルとしては「VOCALOID」ではなく「UTAU」に該当する曲です。そもそもUTAUという単語を聞いたことがある人は殆どいないのではないかと思います。VOCALOIDとUTAUの違いを説明するのは非常に難しいのですが、ピアノやバイクでお馴染みのヤマハが開発した歌声合成ソフトを使用して作られたのがVOCALOID曲、飴屋/菖蒲という個人が開発したUTAUというソフトを使用して作られたのがUTAU曲になります。UTAUとして一番有名なのは今回紹介した紫煙でも使われている重音テトですね。他にも波音リツ、滲音かこい、闇音レンリなど、非常にたくさんの音声ライブラリ、キャラクターがいますが数が多すぎて把握しきれていません。ざっくりとしたイメージでは、企業が販売していてお金を出して買うのがVOCALOID、フリーで配布されているのがUTAUという認識でいいと思います。まぁ一般の人からしたらどっちも音声合成ソフトで違いなんてどうでもいいと思いますが、ランキングではVOCALOIDとUTAUで集計、カテゴリが分けられています。

これは自分のイメージですが、UTAUの方がVOCALOIDよりもさらに自分のやりたいことを前面に出している曲が多い気がしますね。UTAU界にも名曲が沢山あるので、これからちょくちょく紹介していきたいと思います。

それでは今回はここまで!