十三機兵防衛圏布教

4月14日にSwitch版が発売される「十三機兵防衛圏」。人生で遊んだことがあるゲームの中で1位にしてもいいくらい大好きなので、多くの人にプレイして欲しく、極力ネタバレを避けつつオススメポイントを書いていきます。人の十三機兵防衛圏でしか摂取できない栄養素がある…

ネタバレを避けつつ書くと言っても、何を言ってもネタバレになるゲームなので、何ならこの記事も読まずにプレイして欲しいです。


1.キャラが魅力的
このゲームは13人の主人公がいて、それぞれの視点でストーリーを進めていくアドベンチャーモードがメインなのですが、登場人物がとにかく魅力的です。13人の主人公は勿論、それを取り巻くキャラ全員が立っています。最初は人数が多くキャラの関係性などを掴むのが大変かもしれませんが、このゲームをクリアする頃には、登場人物全員の名前がフルネームで言えるようになること間違いありません。

ちなみに私が主人公13人の中で特に好きなのは、鞍部十郎、冬坂五百里、網口愁、如月兎美、緒方稔二、比治山隆俊、南奈津野、薬師寺恵の8人です(多いな)。男キャラが好きになる物語は良い物語。皆の推しも聞きたいですね。


2. 美麗なグラフィック
アドベンチャーパートのグラフィックがとにかく美しいです。絵本のようなタッチで味があり夕日の光の表現なんか、息を飲む出来です。キャラクターの仕草や表情なども細かく作られています。


3. テンポの良さ
アドベンチャーパートは各主人公ごとに進めていくのですが、1話1話が10分程度と非常に短くまとめられているので、テンポよくプレイできるようになっています。クリア時間は33時間程度でしたが、33時間もプレイした気になりませんでした。しかも毎話の終わりが大体続きが気になる引きになっているので、やめ時を失って気付いたら長時間プレイしてしまいます。言うなれば、コードギアスの引きを10分毎に見せられているような感覚です。


4. 言葉の切り方の秀逸さ
昨今ではフルボイスのゲームも珍しくありませんが、このゲームも豪華声優陣によるフルボイスです。ただ皆さんはフルボイスでも、テキストを読み終えたらキャラが喋っている途中にボタンを押して次の会話に進むことがままあるのではないでしょうか。私はどちらかというと、ボイスを出来るだけ全部聞くようにしてる派の人間ですが、面倒くさいときは普通に飛ばしてしまいます。

ですがこのゲーム、十三機兵防衛圏では、ただの一度もボイスを飛ばすことがありませんでした。言葉が非常に短くまとめられて表示されるので、そもそも飛ばそうという気にならない作りになっています。かといって会話がぶつ切りになっている感じがしないのが凄いところです。うーん、これは中々文字では伝わらないと思うので実際に体験してください。さらに声優の方々の演技も素晴らしいので、ボイスを全部聞かせるこの作りは秀逸だと思いました。


5.音と演出
まず音楽が素晴らしいのですが、それが場面場面に非常にマッチしていて、没入感を増してくれます。また、音楽やSEの使った演出も素晴らしく惹き付けられます。


6.シナリオ
これはまぁ随所で言われてるので今更ですが、流石に面白いですね。要素の一つ一つは特別目新しいわけではないですが、それぞれの要素の絡ませ方が秀逸だと思います。

あとゲームでよく、序盤はそんな面白くないけど後半面白いみたいな話あると思いますが、このゲームに関しては、初めて起動してからクリアするまで、面白くない時間帯が全く存在しないのが凄いと思いました。(当社比)


7. 最後に
このゲームで最も好きなポイントが後2つあるんですが、どちらもネタバレになるため言えないんですよね…話したいんで是非プレイしてください。

あとアドベンチャーモードは基本的に好きな順番で進めてもらったらいんですが、ある3人はある順番で連続でクリアして欲しいんですよね...言いたいけど言えない...

このゲームのマイナスポイントを上げるとすると、戦闘パートの好き嫌いが別れそうという点でしょうか。自分も最初はちょっと面倒くさいと思っておりましたが、やるごとに面白くなっていき、途中からはかなり楽しんでやっておりました。

最近クリアしたゲームなのに、Switch版買ってしまいそうです。もしプレイした人がいたら感想教えて欲しいです。